今回も、英文履歴書の中で一番大事な「Summary of Professional Expertise(アピールできるスキル、経験など)」です。
前回は、記帳ポジションを狙う場合の「ハードスキル」(相手の求めるスキルや経験)でしたが、今回はもう一つアピールすべき「ソフトスキル」(資質や対人スキルなど)です。
Bookkeeper(記帳者)を希望する場合の「ソフトスキル」の書き方です。
今回もそのまま使っていただけます!
【(3) Summary of Professional Expertiseの書き方:「記帳者」希望の場合】 《前回つづき》 ・A hard worker with a reputation for meticulous bookkeeping. (精緻な記帳で評価が高いハードワーカー) ・Ability to communicate with accountants and coordinate multiple projects efficiently within deadline. (会計士とコミュニケーションをとりながら期限内に複数案件を効率的にまとめる力) ・ Proficient in Microsoft Word, Excel, Yayoi and Kanjobugyo. (ワード、エクセル、弥生、勘定奉行の操作堪能) ・Fluent in written English and conversant in spoken English. (ライティング堪能、スピーキングは問題なく意思疎通できるレベル) (11pt, Arial、箇条書き)
◆記帳者に求められる最たるものが、「精緻さ」です。”meticulous”(精緻な)は、細かく正確な仕事をする人に使うポジティブな言葉で、記帳者として絶大な安心感を与えられる”あか抜けワード”です。
◆ただ正確に記帳できるだけの人は数多くいます。でも、「会計士などとうまくコミュニケーションをしながら(時にお尻叩きもしながら!)、プロジェクトを陰で引っ張る力のある人」となると希少で、市場価値もグッと上がります。これを表す”あか抜けワード”は、”coordinate multiple projects efficiently”(効率的に複数案件をまとめる力)!
◆正直英語を話すのは自信がない、という方は”conversant in spoken English.”(問題なく意思疎通できるレベル)が便利!過度な期待もさせず、不利になることもありません。
《今日のポイント!》 ・”meticulous”や”coordinate multiple projects efficiently”のあか抜けワードで、記帳者としての「市場価値」をグッと上げる! ・英会話に自信がなければ、”conversant in spoken English”がちょうどいい!
(ライター:保呂田友里)
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