今日の話すために必要な文法は・・・・「副詞」です。
副詞は、名詞や形容詞と違って「聞いたことはあるけど、なんだっけ・・・」という方がたくさんいらっしゃると思います。
実際、名詞や形容詞と違い、副詞は英文の中でS V Cなどのどれにも当てはまらない”脇役”です。でも、『英語を話す』上では欠かせない名脇役なんですよ!
【ポイント1】副詞とは「名詞以外のことば(動詞、形容詞、副詞、文)を修飾する表現」
Tom is really cool. (ほんとにカッコイイ)
→「どれだけカッコイイ(形容詞)か」を副詞”really”で補足しています。
【ポイント2】まず副詞は置く場所に気をつけましょう!
(1) 修飾したいものの前に置く副詞
Tom is really cool(ほんとにカッコイイ).
→ 副詞”really”を、修飾したい形容詞”cool” の前に置いていますね。
-
程度 absolutely(絶対に), too(あまりに), so(すごく) ,really(本当に), quite(かなり)など
-
頻度 always,(いつも),nearly(ほとんど), frequently(しばしば), sometimes(時々), occasionally(時々), seldom(めったに〜ない), never(決して〜ない)など
-
確信の度合 certainly,(確かに),surely(確かに), probably(おそらく), maybe(たぶん), perhaps(たぶん), possibly(場合によって)など
-
発言態度 Happily(幸いにも), Clearly(明らかに), Frankly (正直なところ), Strictly(厳密に言えば), Seriously(本当のところ), According to(〜によると)など
全部を覚えようとすると大変なのですが、覚えるほどに言いたいことの表現の幅が広がりますよ!
(2) 修飾したいものの後ろか、文末に置く副詞
Tom works hard.(一生懸命働く)
→ 副詞”hard” を、修飾したい動詞”work”の後ろに置いていますね!
-
時 yesterday, last week, next month など
-
場所 at home, in the building など
-
様態 (どのように行為がなされたか?のこと) fast, hard, with my hand(自分の手で), by 2 seconds など
【ポイント3】副詞を重ねて使うときの順番を覚えましょう!
様態→場所→時間 が基本! He worked hard in the office last night. 様態 → 場所 → 時間
【ポイント4】みんなが間違える注意点!
thereとabroadは副詞だから前置詞をつけたらダメ。
前置詞がつくのは「名詞」(動名詞など名詞の役割をするものを含む)だけです!
✖️ I go to there. →前置詞 to はつかない! ◯ I go there. あそこに行く ✖️ I studied in abroad. →前置詞 in はつかない! ◯ I studied abroad. 私は留学しました
いかがでしたか?この4つのポイントだけをおさえて、少しずつ使える副詞を増やしていきましょう!
(ライター:保呂田友里)
今、あなたにおすすめ
【ビジネスですぐ使える!】学校では教えてくれないけどネイティブが実際に使う表現5選——正しいのはどっち?《後編》
【知ってたらまるでネイティブ?!】お言葉に甘えてお先に失礼しますってどういう?
【ビジネスですぐ使える!】“Sales are soft.” は売上が「良い?」それとも「悪い?」――売上報告ですぐ使えるフレーズ集《後編》
『ビジネス英語』に関する本やネット記事の落とし穴【ビジネス英語は怖くない!#4】
【ビジネスですぐ使える!】“英語で面接”なんて無理って思ってない?!――転職面接で効果的なお決まりフレーズ集《前編》
【英文法はアノ名門大学の無料サイトで学習すべし!】〜単語学習とは違って文法学習は英語でやったら効果的ってご存知でしたか?
【CNNの英語学習者用サイト”en.news with CNN”を試しにやってみた!】〜CNNだけに期待は高まるがその実態はいかに?
【いやらしくない相手の連絡先の聞き出し方】〜"Can I have your phone number?"とか"Can you tell me your number?"って言いたくなる人必見