3. 「今日会社を休みたい」ことのスマートな上司への伝え方
A. Could I take the day off today? I don’ t feel well.
B. I think I’m going to take the day off as I don’t feel well.
日本人的感覚では、Aの ”Could I〜?” で「〜してもよろしいですか?」と丁寧に許可を求めるのが良さそうに見えますね。でも、ネイティブ的感覚では、「休んでも良いですか?」と許可をとることは、子供が先生や親に許可を求めるような幼稚なイメージに映ることがあります。
「自分が休むことで周りに迷惑をかけることもないんだから、上司にNOと言われるはずがない」という自信があるのなら、許可を求めるのではなく、Bの”I think I’m going to take the day off.” で、自分の予定を自信をもって示せばいいんですね。
正解はB!
4. 会おうと思っていたのに…「彼に会うのを忘れてしまった」
A. I forgot to meet him at the conference.
B. I forgot meeting him at the conference.
“forget” は用法によって意味が全く変わるので要注意!
Aの”forget to do something” は、「何かをしたいと思っていたことを、し忘れる」という時に使います。
一方で、Bの”forget doing”や ”forget that S V” の場合、「何かをしたこと自体を忘れた」という意味になるので、例文では「彼に会ったこと自体忘れてた」ということになってしまいます。
当たり前ですが、ネイティブもちゃんとこの用法は使い分けていますよ。
よって、「会い忘れた」というときはAが正解です!
正解はA!
5. 「今後は彼に質問をするようにしてください」
A. From now on, please refer any questions to him.
B. Please refer any questions to him going forward.
「今後は」というとき、Aの ”from now on”を使いがちですが、実は ”from now on” は時にアグレッシブなニュアンスを含んでいて、「これからは彼に質問してよね」とちょっと強い語調に聞こえてしまうことがあります。
ビジネスシーンでは、Bの”going forward” がよりフォーマルでスマートです。
正解はB!
いかがでしたか?
参考書の例文だけではなく、ネイティブが実際に使う表現を知ることで、より自然な英語を話すことができます。ぜひ一つずつ覚えて、どんどん使っていきましょう!
(ライター:保呂田友里)