<<Abitus x O.N.E コラボ企画>>
〜「どうして英語っぽく聞こえないの!?」の悩みを解決します
第二言語として英語を学んでいる方で、特にお勉強が得意だったり、完璧主義な方ほどに“文字から”英語を学ぶ傾向があります。思考回路としては、「知識が不完全な状態で英語を話したくないから、一定レベルの英語力がつくまではインプット(単語暗記や英文法の勉強)を優先的にやりたい」というかんじですね。なんとなく共感できる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
いろいろ意見はありますが、個人的には、第二言語としての英語習得法としてこういった堅実なプロセスは決して間違っていなく、むしろちゃんとした英語力を身につけるためには必要だし(もちろん、正しいやり方をすることが必要です!お勉強するためにお勉強する、という受け身なやり方だと、いつまでたっても”英会話力”にはつながりませんので要注意!)、みんなにできることではないし、結果近道だったりするのでぜひ続けていただきたいのですが、そうやって英語を身につけていった場合、必ずぶつかる”壁”があります。
・・・それは、『自分の英語が英語っぽく聞こえない』という壁です。
「自分は発音記号もマスターしてるし、巻き舌も得意だし、発音はけっこうイケてる方だと思うよ」と思った方!一度、スマホの録音アプリでもなんでも良いので、ご自身の「英語」をレコードして聞いてみてください。
「え!!!!!マジか!!」
と愕然とする方がたくさんいらっしゃること間違いナシです!(そもそも自分の声を録音して聞くと日本語でもこっぱずかしくなるものですが、それを差し引いてもです)
なぜなら、私自身ビックリしたからです(笑)。唖然、愕然、呆然です。。。。そして落胆。
英語を勉強し始めの頃は、「発音なんて悪くても、ペラペラ話せて通じればいいじゃん」と思えるんですが、レベルが上がるにつれて「英語っぽく話したい」と必ず思うものです。ですから、みなさんできるだけ早めに「自分の英語」を勇気を出して聞いてみてください!“発音の矯正”はそれなりに時間がかかるものなので、できるだけ早めに”現実”(汗)を知ることをオススメします。
それだけではなくて、「正しい発音を知ればリスニング力も上がる」とよく言われますが、これは実際当たっています。ドラスティックに、というわけではないですが、少しずつ必ずリスニング力につながっていきます。
★発音矯正を甘くみないで!「ネイティブをマネするだけ」が難しい!
「発音の矯正なんて、ただネイティブの発音をマネすればいいんじゃないの?」と思った方!
・・・甘い!かもしれません。
いえ、正確には時に本当にセンスがあってすぐにそれっぽくマネできてしまう方がいらっしゃいます。すごーく羨ましいんですが、そういう方はどっちかというと「英語のお勉強はかったるい」というタイプが多い気がします。
個人的見解ではありますが、これまで様々な英語学習者を見てきた経験から、お勉強から入るタイプの方ほどに発音をそれっぽくマネするのが苦手な傾向があるかもしれません。シャイなタイプが多いのもあるかもしれませんが、何より英語の「文字」をたくさん見ているので、実際ネイティブがどう発音するかよりも文字のイメージが脳内で先行してしまうんですよね。(もちろん例外もあります!例外に当てはまる方、すみません!少なくとも私は当てはまりませんでした 汗)
話がそれましたが、覚悟しておいていただきたいのが、多くの方が「ネイティブのマネしているつもりなのに、ぜんぜん英語っぽく聞こえない・・・超ジャパニーズイングリッシュ。なんで?!」と落ち込まれるはずだということ!
★劇的に英語っぽく変わるコツ
そこで、これを変えるだけでパッと英語っぽく変わるコツを今日は1つだけですが、お伝えしておきますね。
それは・・・・
“ O “の発音です。
まずはこれらを発音してみてください。
"Not / Comment / Hot / Confidence/ Problem/ Lock/ Shot"
日本人の多くはこれを・・・
“Not” を「ノッツ」
“Comment”は「コメンツ」
“Hot”は「ホッツ」
“Confidence”は「コンフィデンス」
“Problem”は「プロブレム」
“Lock”は「ロック」
“Shot”は「ショッツ」
と発音します。みなさんも、そう発音していませんでしたか?
でも、ネイティブの発音を聞いていると、なんか違うんです。
・・・そう。ネイティブはこう発音しているんです。
"Not" は 「ナッ(ツ)」 "Comment"は「カァメン(ツ)」 "Hot"は「ハァッ(ツ)」 "Confidence"は「カァンフィデン(ス)」 "Problem"は「プラァブレ(ム)」 "Lock"は「ラァッ(ク)」 "Shot"は「シャアッ(ツ)」
“O”を「オ」じゃなく「ア」と発音している衝撃の事実!
厳密には「ア」と「オ」の中間の音、と言われますが思い切って「ア」に近い発音に変えれだけでそれっぽく聞こえます。ぜひスグに実行してみてくださいね。
他にも “A”の発音だったり、これを変えるだけでネイティブっぽくなるコツはありますが、今日はこれでおしまいです!
★ネイティブの音を知るオススメのツール
最後に、ネイティブの音を知る最良の方法は当然「ネイティブの発音を聞く」ことですが、個人的にオススメのツールはYoutubeです。TOEIC(R)テスト用教材など、英語教材だと日本人向けにオーバーに発音したり、ゆっくり発音したり、本当に自然かというとそうではない(し、なんせ内容がツマラナイ 苦笑)と思うので、自分の興味のあるジャンルで、かつ「この人の英語かっこいいな」と思えるYoutuberを見つけて、その人のチャンネルを暇なときに観る、というのを習慣にされると効果的と思います。もちろん、観るときは「どう発音しているか?どういう英語を使っているか?」に耳を澄ましてくださいね。
さらに、それを「マネする → 同じ音に聞こえているか録音して聴いてみる」のプロセスがとても大事です!
☆英語教材っぽものであえて一つオススメするとすれば、ネイティブの方ではないのですが、日本人の先生が発音をわかりやすく解説されているこちらのチャンネルは最初の第一歩として、「へ〜発音って奥深いんだ」と知る”キッカケ”として良いかもしれません。理屈を知っていると早い、という方には特にオススメです。
(ライター:保呂田友里)