<<Abitus x O.N.E コラボ企画>>
英語記事の「5つのポイントを5分で理解する」を始めてみませんか?
【AIは監査人のあり方をどう変えるのか?】
過去にオリンパスや東芝など大手企業の不正会計問題を受け、不正会計発見や業務効率向上を期待し、近年大手監査法人がAI(人工知能)の活用・研究に着手していることは周知のことと思います。一方で、 AI が記帳や税務申告などの会計税務業務だけでなく監査業務においても”accountancy profession”(会計専門職)を奪うのではないか?と危惧する声もあります。
世界の専門家たちはこの動きをどう見ているのでしょうか?
今日はこんな5ポイントを読んでみましょう。
Artificial intelligence comes to financial statement audits
■ It’s said that AI will be capable of auditing 100% of a company’s financial transactions and identifying anomalies in massive data sets.
■ AI can significantly speed up data acquisition, digitization of data entry and extraction activities being performed manually.
■ AI can transform traditional audit- sampling frameworks into visualizations and evaluations of the full picture.
■ But Al provides the auditors with more time to spend on higher level analysis and only auditors can tell the true story behind the data.
■ When we introduce new technologies, we have to take responsibility to ensure that AI is just going to do what we tell it to do and we must remain clear-eyed about the risks so human values remain at the core of our audit work.
概要はつかめましたか?日本語訳をCHECK!
監査業務にまで及ぶAI(人工知能) ■ AIは、企業の全取引の監査を100%行い、巨大なデータの中から不正を特定できると言われている。 ■ AIは、データ取得、データ入力のデジタル化や抽出作業等、これまで手動で行われていた作業を大幅にスピードアップし得る。 ■ AIは、サンプリング手法という伝統的な監査方法を全取引の可視化と評価に変え得る。 ■ しかし、AIは監査人により高いレベルの分析をする時間を与え、またデータの裏にある真実を伝えられるのは監査人だけである。 ■ 新しい技術を紹介していく際は人の価値が監査業務の中核にちゃんと残るよう、AIが人の指示したことのみを行い、我々がリスクを明確に判断する目を維持していなければならない。
【Tips!】
専門家によるOpinion記事なので全体的にポイントが散らばっています。イントロダクションをしっかりと読んだ上で、あとはご自身の興味がありそうな箇所をつまみ読みしても良いと思います!いずれにせよ、これからはAIが処理したデータを元に分析・予測し、それを戦略とソリューションとしてクライアントに伝えられる監査人というのがより高い市場価値を有していきそうですね。
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(ライター:保呂田友里)