【ビジネスですぐ使える!】”As you know”は皮肉って知ってた?!-そんな「隠れ失礼」な表現7選《後編》

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4.「〜をご存知ですか?」に”Do you know…? ” は失礼!

ビジネスシーンで ”Do you know that company? ”というと、相手がそれを知らなかったときに「え、知らないんだ?へぇ〜」という空気が流れてしまい、素直に「知らない」と言いづらくさせてしまいます。

「ご存知ですか?」に対し、相手が素直に知らないことを「知らない」と言えるためには、こう聞きます。

Have you heard of that company? ”

これなら、「皆さんあまりご存知ないので知らなくて当然ですけれど、あの会社をご存知ですか?」とニュアンスになるんです。
5.「おそらく…」というのに”Maybe…”は失礼!

日本人の(特に若い人の)間でも、気軽に「たぶんね」というときに”Maybe(メイビー)”と言うのが一昔前に流行ったりしましたが、ビジネスの場で “Maybe they will terminate the contract.”を使うと、「自分はあんまり関係ないけど、たぶん彼らは契約を終了する気じゃない?」という無責任なニュアンスになってしまいます。

「彼らは契約を終了すると思います。」をちゃんと自分の意見として言うときは、”I think” を使うのが無難です。

I think they will terminate the contract.”
誘いを受けて、行く気はないけどその場ではっきり断りにくいときなどに一言、 ”Maybe”(たぶんね)というのには便利な言葉ですけどね(笑)。
6.「気にしないでください」というのに”Don’t worry.” は失礼!

ビジネスシーンで 「気にしないでください」を “Don’t worry.”とだけ言うと、「気にするな」という、ちょっとキツくて失礼な言い方に聞こえることがあります。

「気にしないでください」をもっとやわらかく言うには、”about …”を使って「“何について”気にしないのか?」を付け加えます。

“Don’t worry about that issue.” 「あの件については気にしないでください」 

誰かがあなたにぶつかってしまって謝ってきたときなども、”Don’t worryだけではなく、”Don’t worry about it.”が大人な返し方です。

7.「ご存知の通り」というのに”As you know”は失礼!

日本語の感覚で「ご存知の通り」は、「すでにあなたならご存知でしょうけど、お話しさせていただくと……」という、相手をたてるポジティブなニュアンスですよね。

でも、そのつもりで”As you know”を使ってしまうと、「みんな知ってることですし、あなたも知らないなんてことありませんよね。(知らないなら、ちょっとヤバくない?)」という皮肉な言い方に聞こえてしまう危険があります。

“As you know.”を使うのは、相手が確実に知っている内容の場合のみにし、そうでない場合は使わない方が無難です!

❌  As you know, the tax system was reformed last year. 「去年、税制が改正されました(けど、知ってないなんてことないですよね?)」


いかがでしたか?

「隠れ失礼」な表現で、いつの間にか「失礼なビジネスマン」になってしまわないよう、ぜひ参考にしてみてくださいね!

(ライター:保呂田友里

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