英語の”文型”って、皆さん必ず聞いたことありますよね。学校の英語の授業でまず最初に習った「なんかツマンナイもの」というイメージではないでしょうか?
でも!どんなに長く複雑な英文でも、必ずこの5つの文型のどれかにあてはまってるんですよ!
そう考えると、なんかちょっと知っておいたほうが良い気がしませんか?
実際、知っておいたほうが良いです。知っていると、英語を話せるようになるのに圧倒的に有利です。もちろん、英語のニュースなども解読できるようになります。
難しくないですから、1時間でマスターしてしまいましょう!
第1文型<S+V>
「Sは〔が〕Vする」という意味の、最も単純な文型です。
My father | laughed | loudly. | 私の父は大声で笑った。 |
S | V | M(飾り) |
ちょっと難しいですが、ここにくるVは、runとかgoといった「自動詞」(目的語を必要とせず一人でいられる動詞)です。
Mは修りの言葉で、S、V、O、Cの文の主要素になれないものです。つまり、このMがなくても文は成立するということ!アクセサリーみたいなものですね。
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第2文型<S+V+C>
1文型と違って、動詞の後ろに補語(C)がきて初めて成立する文のことです。Cのサポートが必要ということ。簡単には、名詞や形容詞がCのところにきます。
My father | is | happy. | 私の父は幸せだ。 |
S | V | C |
2文型のポイントは、
・補語(C)が主語を説明していて、S=Cの関係が成立すること!(My father=happy)
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第3文型<S+V+O>
1文型と違って、動詞の後ろに目的語(O)がきて初めて成立する文のことです。Oのサポートが必要ということ。日本語の「…を」の部分が目的語です。
My father | bought | pens. | 父はペンを買った。 |
S | V | O |
3文型のポイントは、
・2文型<S+V+C>と違って、S=Oの関係が成立しないということ!(My father ≠ pens)
この点で第2文型との区別がつきますね。これ大事です!
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第4文型<S+V+O+O>
動詞の後ろに目的語(O)が2つくる文のことです。日本語の「…に」に当たる部分を直接目的語、「…を」に当たる部分を間接目的語といいますが、覚えなくてもOKですよ。
My father | bought | me | pens. | 父は私にペンを買った。 |
S | V | O(直) | O(間) |
4文型のポイントは、
・4文型はO=Oの関係は成立しないこと(me ≠ pens)!これもスッゴク大事ですよ!
・4文型をとる動詞は決まっているということ!代表的なのが、giveとかsendですね。ここでは書ききれないので詳しくはまた別コラムで!
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第5文型<S+V+O+C>
最後!動詞の後ろに目的語(O)と補語(C)が勢ぞろいの文です。
My father | made | me | happy. | 父は私を幸せにした。 |
S | V | O | C |
5文型のポイントは、
・5文型ではO=Cの関係が成立するということ(me=happy)!
4文型はO=Oの関係は成立しないのでしたね(me ≠ pens)。
・5文型をとる動詞も決まっています。使役動詞のmakeとかleaveとかですね。これもまた今度!
以上が「基本5文型」のすべてです!
どんな英文も、この5つのどれかそのままか、これにアクセサリーがついたものなんですね。
まだピンとこないという方……これを見てるだけでは使えるようになりませんから、今スグこの英文がどれに当てはまるか、ちょっと考えてみてください。
I will be thirty years old on my next birthday.
その辺にある英文を、「これはどれに当てはまるんだろう?」と日々意識して見るうちに、上記が何を言っているのかわかるようになってくるはず。その積み重ねが、あなたの脳に英語脳を作っていくんですよ!
(ライター:保呂田友里)